fan-sorairo’s blog

私の国際恋愛の雑感。

「正しい」英語って何?

こんにちは、西アジア出身の彼氏と9ヶ月間遠距離恋愛をしている大学生のふぁんです。

 

今日は一つ、

最近友人に

「え、ふぁんの彼氏の英語訛り強くて全然何言ってるかわからないw」

と言われた件について非常に最近もやもやした県について私なりの考察を愚痴を含みつつ述べようと思います。

 

結論は、

「日本人ってアメリカ英語を絶対的って思ってる人多すぎじゃね?(私含む)」

です。

 

  • 「え、英語って何種類もあるの?」とびっくりした方
  • 英語圏の友人やパートナーをお持ちの方で同じことを考えたことある方

 

は、私の体験談とそれについて考えたことについて面白く感じてもらえるかもしれません。よかったら最後までお付き合いください。

 

 

そもそも英語ってなんぞや

みなさんご存知の通り、英語は現代国際社会において一番世界に広まっている共通語です。

 

日本では英語と言えばアメリカ!と真っ先に出そうですが、まあもともとアメリカはイギリスの植民地だったのでイギリスが本家ですね。

 

アメリカ英語とイギリス英語では発音や単語が違います。

color(米) や colour(英)などが有名かもしれません。

 

感覚的には、アメリカ英語が東京で話されてる標準語、イギリス英語が京都弁、みたいな感じです。

 

日本で圧倒的な勢力「アメリカ英語」

最近は少しづつ変わっているようですが、基本的に日本の英語教育はびっくりするほどアメリカ英語一色です。

 

リスニングではアメリカ英語しかスピーカーは話さず、センターの謎の「発音記号」はアメリカの発音です。

 

まあ、個人的にはアメリカの影響力が歴史的影響で強いとかそこらへんかなあと思っていますが、、、

 

まあ、影響力が強い=正当とされるのは、日本でも「標準語」がいかに強力か、ともがっちり繋がっている気がします。

 

私の英語アクセント観

かくいう私も、アメリカ英語に憧れて自分の発音を必死に直そうとした思い出があります。

日本語訛りの英語は恥ずかしい、と。 

しかし、ヨーロッパに留学したことでその価値観は変わりました。

 

ヨーロッパの人々なんてイギリス以外英語が第二ヶ国語なので、全然みんな母国語訛りが強いんですね。

教授ですら、文法や発音はめちゃくちゃだったりしました。

中国語訛りのすごく強い私の友人も、苦労しながらも授業中に自分の意見を堂々と伝えていました。

 

重要なのは、発音ではなくて何を自分が伝えたいか、なのです。

 

発音が綺麗で恥ずかしがり屋の人よりも、発音が訛っていても言いたいことを言える人が友達を作り、真の意味で語学上達していくのです。

周りの環境を自分で作れるのです。

 

日本でも、津軽弁訛りの人を

 

「うわあ、標準語と違う、引くわ」

 

なんて言ったりしないでしょ。あれと一緒だと思うんですよ。

意味さえ通じれば、普通に方言があっても話すじゃないですか。

 

なんで英語になるとからかいの対象などになるんですかね。

 

彼氏の英語

私の彼氏は基本英語は独学なので、確かに彼の母国語の訛りがあります。

 

しかし、全然普通の範囲です。

 

そしてネイティブと小難しい話題について余裕でディスカッションできるくらいの能力があって、英検一級以上くらいの実力です。

 

友人に言われた一言とその背後の意味

「え、訛り強くてアメリカ英語と違いすぎて何言ってるか全然わからないw」

 

アメリカ英語、イギリス英語アクセントではない英語話者くらいいくらでもいます。

というか、そのほうが多いです。

 

一番英語話者が多い国はアメリカでもイギリスでもなくインドです。

 

「私はアメリカ英語しか聞き取れないから」

 

はそういった態度は話者の中にいればただリスニング能力が低いに過ぎません。

 

なんでか知らないけどアメリカ発音至上主義」が日本で蔓延しすぎて、結果英語が煙たいものになってるんじゃないでしょうか。

 

大衆の中にある空気感を変えることは難しいですが、私は叫びたいです。

 

 

「発音なんてごちゃごちゃ気にしないで話そうぜ!聞こうぜ!」

 

日本語訛りの英語って、全然恥ずかしくないです。

会話ができればそれでいいんです。

劣等感なんて感じなくていいんです。

そして、強い訛りを持っている人を馬鹿にするべきではないんです。

 

 

 以上、私の叫びにお付き合いいただき、ありがとうございました。